スワドルは、赤ちゃんが胎内にいた頃のような安心感を与え、赤ちゃんを落ち着かせる効果があります。

そのメリットと、良くいただく質問についてQ&A形式で記載しました。

スワドルのメリット

スワドルのメリットは、以下のとおりたくさんあります。

・モロー反射による覚醒を防ぐ(※)
・背中スイッチオフ
・手足をバタつかせて自分自身を「刺激」 させないようにする
・入眠の合図になる

※モロー反射とは、赤ちゃんが音に反応してビクッと両手を開いたり、両腕を伸ばしたりする動作のこと。

音や体勢の変化などで、外的な刺激を感じた時に起こります。この時に赤ちゃんはびっくりして目が覚めてしまうことが多い!手が動かせないように、キュッと少しキツめにスワドルしてあげると、胎内にいた時と近い環境になって、赤ちゃんは安心してくれます。

スワドルについてよくある質問 Q&A

Question no.1

スワドルの上に掛け布団は必要?

Answer
安全面の観点から掛け布団は不要!枕やぬいぐるみ、ベッドメリーなどを含め、ベビーベッドの中には何も置かない入れないのが最も安全な環境です。

Question no.2

スワドルを着せるタイミングは?

Answer
・眠いサインを出したとき
・新生児は起きていられる時間が短いので、授乳/ミルク後すぐかもしれません
・生後1-2か月頃からは、スワドルを外す時間を少しずつ作っていきましょう

Question no.3

スワドル着用における注意点は?

Answer
・上半身はキュッと、下半身は余裕をもって包む
・足がM字になるようにし、股関節の脱臼を防ぎましょう

Question no.4

スワドル着用はいつまで?

Answer
下記のいずれかです!

・モロー反射が消失する頃まで(一般的には生後4-6か月頃に消失すると言われています)
・寝返りが打てるようになる頃まで
(手が出ていないため、スワドルしたままうつ伏せになるのは危険!)

⇒3-4か月頃よりスリーピングバッグに移行するのがオススメです

Question no.5

スワドルからスリーピングバッグへの移行の仕方は?

Answer
下記のいずれかです!

・スワドルアップ(トランジションバッグ)を経る
・スワドルから片腕→両腕と出してみる

「スワドルをしても泣き止まない (> <)」

「スワドルすると抵抗して嫌がる (> <)」

と言われるお母さまは多いのですが、スワドル単体に泣き止ませる効果があるのではなく、その先の寝かしつけの効果を高めるものです。(前回のブログをご参照ください)

赤ちゃんが疲れすぎて興奮していると、スワドルがどんなにいいものか気が付かずにバタバタしている可能性もあります。

もちろん、本当に嫌いな可能性もあります…が、まずはすぐに決めつけてしまう前に、せめて数日~1週間くらいは昼寝/夜寝ともに使用してみることをお勧めしたいです!落ち着けるよー、大丈夫だよー、という気持ちで是非続けてみてくださいね。