一つ前のブログでお話した妊娠最終期。

この、妊娠最終期と言われる生後0〜3ヶ月は、胎内環境を彷彿させる状態を作ってあげるのが赤ちゃんの安眠につながります。

生まれてすぐから「ネントレしなきゃ」と焦る必要は全くなく、まずは環境面を整えてあげましょう。

胎内に似せた環境を作る5つのステップ

1.スワドルする

胎内環境を作るベースとなる、最も重要な最初のステップです。
おくるみを使ったり、既製品であるスワドルミー、スワドルアップを使用して、赤ちゃんとキュッと包んであげましょう。しっかり包んであげることが、2~5の効果を最大限に引き出すカギとなります!

詳細はこちら:スワドルの基礎知識

2.横向きに抱っこする

赤ちゃんは仰向けだと下に落ちるような感覚を覚えるそうです。したがって、横向きまたは少し下向きに抱っこしてあげると泣き止んだり、落ち着いたりしてくれます。

うつ伏せで寝かせることは乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク因子とされていますので、絶対に避けましょう。

3.シューという音

赤ちゃんの耳元で、シーとかシューという声を出し続けると、落ち着いてくれます。お母さんの胎内にいたときに、毎日聴いていた音に似ているとも言われています。胎内は血流の音が80dBくらいの大音量で流れているため、似たような音を効くことで安心してくれます。「ホワイトノイズ」と呼ばれる音をかけてあげても効果ありますよ。

4.ゆらゆらする

これは、多くのお母さんたちが直感的にやっていることです。胎内にいた時は、常にお母さんの動きで揺れていたので、安心できるんでしょうね。

5.おしゃぶり

おしゃぶりを咥えさせることには賛否両論あるようですが、睡眠コンサルタントとしては、安定したねんねのためには良いアイテムだと思っています。寝る時間だというサインにもなり、赤ちゃん本人が自分で自分のことを落ち着かせていくことができます。

セルフねんねさせようと頑張るのはもう少し後で大丈夫ですし、まずは授乳やミルクの確立、母体の回復が大事だと思っています。

睡眠は、きちんとしたやり方をすればいつでも整えられますし、ネントレしている方の投稿をみて、自分もやらなきゃ!と変に焦ったりなどはしてほしくないなと思います。

これから出産される方も、我が子に会える喜びと同時に寝不足な日々も始まるのですから、産後はまずは無理しないでご自身の回復に努めてくださいね。

もちろん、出産前に赤ちゃんの睡眠について知りたい方や、産後もし余裕があって少し取り入れてみたいなと思われる方、或いは長時間の寝かしつけに疲れていて早く整えたい!という方は、この時期からできることもたくさんあるので、是非一度お問い合わせください。

新生児向けのサービスもご用意しています。


【参考資料】

https://www.happiestbaby.com/blogs/baby/the-5-s-s-for-soothing-babies
・Harvey Karp M.D. The Happiest Baby on the Block.
・Harvey Karp M.D. The Happiest Baby Guide to Great Sleep.